根管治療の薬にはどんな種類がある?治療内容と通院中の注意点
2026年5月28日
▼目次
むし歯が進行し、歯の神経まで炎症が広がると必要になるのが根管治療です。歯の内部は外から見えないため、どのような薬が使われ、どのように治療が進むのか不安に感じる方も少なくありません。通院回数が複数回にわたることもあり、途中で疑問を抱くこともあるでしょう。今回は、根管治療の内容や使用される薬の種類、通院中に気をつけたいポイントについて、江東区の歯医者 南砂町リタ・デンタルクリニックが解説します。
根管治療は、歯の内部にある神経や血管が通っていた管をきれいにし、再び細菌が入り込まないように封鎖する治療です。複数回の通院が必要になることが一般的で、症状や歯の状態によって回数や期間は異なります。
①むし歯部分の除去
まず、歯の表面や内部のむし歯を取り除き、根の入り口を確認します。感染した部分を残さないように慎重に進めます。
②神経の除去
炎症を起こした神経や汚染された組織を取り除きます。細い器具を使って、根の奥まで少しずつ清掃し、痛みや炎症の原因を取り除いていきます。
③根管の清掃と拡大
専用の器具を使って根の内部を整えた後、薬液で洗浄を行います。根管内を整えることで、後から充填する材料が行き渡りやすくなり、再び細菌が入り込むリスクを抑えやすくなります。
④貼薬と経過観察
内部を清掃した後、貼薬(根管内に入れる薬)を入れて仮封します。炎症や痛みの状態を確認しながら、必要に応じて数回に分けて消毒を行い、根の中の環境を整えていきます。
⑤根管充填と土台作り
症状が落ち着いたら、根管充填材を詰めて密閉します。その後、被せ物のための土台を作り、最終的な修復へ進み、噛む機能の回復を図ります。
根管治療は段階を踏んで進めることで再発のリスクを抑えることを目指します。通院回数がかかる場合もありますが、工程ごとに明確な目的があり、計画的に進めることが大切です。
根管治療では、細菌に感染した神経の通り道を清掃し、内部を整える処置が行われます。その過程で目的に応じた複数の薬が使われます。主な種類を確認していきましょう。
①消毒薬
根管内の細菌を減らすために使用される薬です。洗浄液として根の中に流し込み、目に見えない汚れや細菌を取り除きます。薬の刺激を抑えつつ効果を得るため、濃度や量は歯科医師が調整します。
②貼薬(ちょうやく)
清掃後の根管内に一時的に入れる薬で、細菌の増殖を抑える目的があります。次回の通院まで内部を清潔な状態に保つために使われ、仮のふたで密封されます。
③鎮痛薬
治療後の痛みを抑えるために処方される内服薬です。炎症による不快感をやわらげる働きがありますが、用法・用量を守ることが重要です。
④抗生物質
感染が広がっている場合などに処方されることがあります。全身に作用し、根の先の炎症を抑える補助的な役割を担います。必要性は症状によって判断されます。
⑤根管充填材
最終段階で根の内部に詰める材料です。再感染のリスクを抑えるため、根管内を封鎖する目的で使用されます。密閉性が治療の安定に関わります。
このように、根管治療では目的に応じて複数の薬が使い分けられます。それぞれの役割を知ることで、治療内容への理解が深まります。
治療中の歯は一時的に弱い状態になることがあります。適切なセルフケアと生活習慣への配慮が、治療を円滑に進めるうえで重要です。日常生活の中でも歯への負担を減らす意識が求められます。
①仮封材を取らない
治療途中の歯には仮封材が入っています。強く噛んだり、舌や指で触ったりすると外れることがあるため注意が必要です。外れた場合は早めに歯医者へ連絡します。
②硬い物を避ける
治療中の歯で硬い物を噛むと、歯が欠けたり仮封が外れたりすることがあります。ナッツ類や氷などは避け、食事の際は反対側で噛むよう意識します。
③処方薬の指示を守る
抗生物質や痛み止めが処方された場合は、歯科医師の指示通りに服用します。症状が軽くなっても自己判断で中止や変更をしないことが大切です。
④通院を中断しない
痛みが落ち着いても、内部に細菌が残っている可能性があります。途中で通院をやめると再発につながることがあるため、予約通りに受診します。
⑤口腔内を清潔に保つ
治療中でも歯磨きは丁寧に行います。歯ぐきや周囲に汚れがたまると、炎症が長引くことがあります。
通院期間中は歯を守る行動を意識することが重要です。歯科医師の指示を守り、日々のケアを丁寧に続けましょう。
江東区南砂町にある歯医者「南砂町リタ・デンタルクリニック」では、むし歯が神経まで進行した場合や、過去に治療した歯が再び痛み出した場合などに、できるだけ歯を残すことを目的とした根管治療(こんかんちりょう)を行っています。根管治療とは、歯の内部にある感染した神経や細菌を丁寧に取り除き、薬剤で密閉して再感染を防ぐ治療です。歯を残せる可能性を高めるための重要な処置として、多くの患者さまに選ばれています。
【江東区の歯医者 南砂町リタ・デンタルクリニックの根管治療の特徴】
① 累計230件以上の根管治療実績
当院では、これまでに累計230件以上の根管治療に携わってきました。
初めて根管治療を受ける方はもちろん、他院での再治療(リカバリー)や痛みが続いている方のご相談も多く、症例に応じて治療方針を立てています。経験に基づいた柔軟な治療計画で、患者さま一人ひとりに合わせた対応を行っています。
② ラバーダムやMTAセメント・EDTAを使用した衛生的な治療
根管治療では、治療中に細菌が歯の内部に入り込まないよう、ラバーダム防湿を使用しています。
また、MTAセメントやEDTA(エデト酸)といった薬剤を用いて、根管内の殺菌・封鎖を行い、再感染を防ぐ環境を整えています。これらの手法により、清潔で精密な治療を心がけています。
③ できるだけ歯を残すための診査・診断
「抜歯を避けたい」「自分の歯を長く使いたい」とお考えの方に対して、歯の状態・根の形・感染の範囲を丁寧に確認し、保存できる可能性を見極めたうえで治療方針を立てることを重視しています。
歯の状態によっては、再治療で改善できるケースもあるため、まずは状態の正確な把握から進めていきます。
④ 2~3日での短期治療や祝日診療にも対応
お仕事などでなかなか通院の時間が取れない方にも配慮し、2~3日間での集中治療についてもご相談が可能です。
また、祝日も9:00~15:00で診療を行っており、平日に来院が難しい方にもご利用いただきやすい体制を整えています。江東区・南砂町エリアで「忙しくても根管治療を受けたい」という方にも寄り添った診療を行っています。
根管治療は、痛みが落ち着いても内部で感染が進行している場合があり、早期の対応が大切です。
江東区や南砂町で「歯がしみる」「噛むと痛い」「以前治療した歯が腫れてきた」といった症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。歯を残すための最適な方法を一緒に考えていきましょう。
江東区 南砂町の歯医者「南砂町リタ・デンタルクリニック」の根管治療について詳しくはこちら
👉 https://www.minamisuna-rita-dc.com/root/
根管治療では、消毒薬や貼薬、根管充填材などを段階的に用いながら歯の内部を整え、再感染を防ぐことを目指します。 また、治療中の過ごし方や通院の継続も、治療経過に関わる大切な要素です。治療期間中に痛みが落ち着いた場合も自己判断で通院を中断せず、歯科医師の説明を理解したうえで治療を進めましょう。根管治療について不安や疑問がある方は、江東区の歯医者 南砂町リタ・デンタルクリニックまでお問い合わせください。
監修:南砂町リタ・デンタルクリニック
院長 院長 松原 由和(まつばら よしかず)
【経歴】
2001年 明海大学歯学部 入学
2007年 松原歯科医院 入社
2012年 松原歯科退社後、都内歯科医院にて勤務
2022年1月 南砂町リタ・デンタルクリニック 開業
【所属学会・スタディーグループ】
・歯内療法会員
・顕微鏡学会
・JJIADS(日本臨床歯科研究会)ペリオコース受講修了
【修了セミナー】
・ストローマンインプラントコース 修了
・ノーベルバイオケアインプラントコース 修了
・マイティスアローインプラントコース 修了
・石井歯内療法ハンズオンコース 修了
・藤本研修会 歯内療法コース 修了
・その他、歯科関連セミナー多数受講
【専門分野】
・歯内療法(根管治療)
・インプラント治療
・歯周治療・ペリオドントロジー
・マイクロスコープを活用した精密治療







